熊本バリアフリープロジェクト。略して「くまバリ」
熊本全体にバリアフリーの大切さを広めて
全員が生きやすい社会
にしたい!という思いで、2019年8月より活動をスタートしました。
なぜ熊本なの?
私が熊本生まれ熊本育ちの生粋の熊本人で現在も熊本に住んでいる熊本愛の強い人間だからです!(言い過ぎ?笑)
とにかく!この熊本からバリアフリーを盛り上げていきたいと思いました。
この活動を始めたいと思った理由
①ハード面のバリアが多すぎる

まだまだ熊本はバリアフリーが整っているとは言えないのが現状です。熊本で一番栄えている中心市街地は至る所がバリアだらけ。私が初めて車いすになって熊本の街に出た時、今まで行ったことある街なのに、まるで別の世界をみているようでした。
手足が不自由になった私は、小さな段差すら一人で超えることができなかったのです。
段差だけではありません。傾いた道も、緩やかな坂道も、トイレも駐車場も…これではひとりで外に出ていくことなんて不可能だ…バリアだらけの街を体験してことで、「何かあったらどうしよう」と恐怖感でいっぱいになり、一人で外に出ることはおろか引きこもるようになりました。
今となってはひとりで出かけることには慣れましたが、不安がないわけではありません。私みたいに、不安を感じている方って障害の有無に限らずたくさんいると思うんです。
車いすじゃなくても、高齢者の方やベビーカーを押す方とかどうですか?押しづらいと感じたことはありませんか?横断歩道を渡るとき、電車のレールに引っかかってあたふたしたことはありませんか?
バリアフリーを求めている人って、きっと、皆さんが想像する以上に多いと思います。そういう何かしらバリアに対して不安を感じている人たちにとっても、もっと出かけやすい街になってほしいです。
②心のバリアフリーを広めたい

車いす生活になってバリアの多さを突きつけられたのが2014年。あれから6年の月日が経ちましたが、熊本のバリアフリー事情はなんら変わりありません。相変わらずバリアだらけです。
それなのになぜ、今は、積極的に外に出て行けるようになったのか?それは
人の優しさに救われた
からです。見ず知らずの人が「押しましょうか?」と声をかけてくれたり、段差があって行くのを諦めようと思ったカフェの店員さんが「抱えるからいつでも来てくださいね。」とおっしゃってくださったり…
外に出たくなくて引きこもっている私を外に連れ出してくれる友達がいたり…
気づけば人の温かさで溢れ、その優しさが私に外に出て行く勇気を与えてくれました。
設備や環境を整えるには時間や費用がかかる。
でも、この「優しさ」で解決できるバリアがあるのなら、そこに着目したバリアフリーの情報発信がとても大切だと思いました。もちろん、「抱えてもらって当たり前」そんな風には思っていません。人が乗った重い車いすを抱えることは大変だと思うので申し訳ないなと思います。
だけど、それでも「きてくれてありがとう。また来てね。」その言葉がすごく嬉しくて、私でも行っていいんだ!と思わせてくれるんです。「また行きたい」と…だからそんなお店を、たくさんの人に紹介していきたいし、素敵な連鎖が生まれることを私は願っています。
長くなったので続きは次回♡
「後押し・協力があって実現したくまバリ」の記事はこちら
https://sho-co.com/blog/kumabari2/
くまバリについての動画はこちら
車いす女子の暮らしを動画に!
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